ロッドメーカーって?


全てのルアーロッドメーカーが 工場を持ってロッドを作っているのかというとそうでもないのだ。 具体的には x社のロッドは実はB社が作っていただとか x社のロッドは中国の製品に自社名を刻印しただけの物も結構あるのだ。
それでは、どのメーカーはどんな生産をしているのか自社、それとも委託生産?
というのがこのお話です。
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  1. ロッドの作りとは。

  2. メーカーの分類
    1. まずはロッドをカーボンシートから作れる会社を「自社窯持ち」などと言われる 会社だ。 これはシマノ、ダイワに代表される。しかし会社の規模的にはかならずしも 「大規模」である必要はなく、また設備投資も毎年、研究開発と更新を繰り返す必要はなく あくまで「同じ品質のものをある程度、まとまった数量が生産可能な初期投資」が あればOKだ。
      カーボンブランクの繊維がどうのこうのだとか新素材がどうのこうのとかは 窯以前の問題で、そのような匂わせ方をしてるロッドや会社は99%マユツバである。 カーボンシートは東レを始め、繊維素材の生産会社である。
    2. 窯はもっていないが、焼きあがった完成ブランクを買って ロッドビルディングを実際に行なっている会社もあり、この種類の会社では、 ガイドやリールシートを自社で取付加工を行っている。
    3. 窯もビルディングもしておらず、1.の様な会社に委託生産(OEM)してもらって 完成品の供給をうけている会社

  3. 分類の違いによる会社の特徴
    1. 自社で窯を持っており、ブランク選びからガイドの設定、リールシートの設定まで すべてを社内で決定できる。 ブランクだけでなく、場合によってはシマノ CI4+のようなリールシートも生産できるので 気に入った物がなければ社内生産でまかなえる。 そのため、本当に自由なロッドが生産可能だ。
    2. ガイドやリールシートを自社で取付加工を行うことにより完成ブランクを自由に選び 組み合わせることができるということと、使うガイドそのもの、ガイドの数・位置、リールシートと その位置などで、同じブランクでも驚くほど性格が変わるということは、ロッドビルディングオンリー でも ある程度独自のテイストを作ることは可能なのだ。 しかしこの形態の会社は、性質上、数は少ない。
    3. おそらく最も多いのが、このての「ロッドメーカー」だと思われる。 実際に生産する会社に「ああでもないこうでもない」と 上手く伝えて作ってもらわないといけない。これは釣りの技術的側面だけでなく 素材の物性や材料の種類と特性、生産工程の知識 これらが必要な為、 フィッシングプロがロッドメーカーになり辛く、一般的にも難しい事だと思われる。 もちろん、このカテゴリーに属するロッドメーカーが送り出した「名作」は多数あるとは思のだが…

  4. それぞれのメーカー名メーカー名は、それぞれ 50音順

  5. 1. 自社窯持ち
    宇崎日新 国産 CURTISは海外
    オリムピック 上級ロッドは国産、エントリーモデルは海外
    がまかつ 国産
    シマノ ホンの一部だけ国産、ほとんど海外
    Gクラフト 完全国産
    ダイワ ホンの一部だけ国産、ほとんど海外
    ヤマガブランクス 完全国産

    2. ブランク以外を社内で生産加工
    メガバス 国産

    3. 他社への発注
    アピア オリムピックに委託
    アングラーズリパブリック(DUOの子会社) ダイコー&ヤマガ委託 PALMS ELUAは中国製
    エイムス Gクラフトに委託
    エバーグリーン オリムピックに委託
    ブリーデン ダイコーに委託
    メジャークラフト 中国に委託とベトナムに自社工場
    その他有象無象のロッド発作的に 「俺らも自社ブランドのロッドを売ろう!」
    と考えたのが犯行の動機!?
    情報は各メーカーの方針により変化し 上記と異なる場合もあります。
    色表示が標準以外は手持ちのロッドメーカーです。
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Produced & Designed by
Nobby Noboru Hirano